斜面安定5

05/01/2020:

試験装置をつかって、垂直荷重Pをかけたまません断力Sを加えて土をせん断破壊させます。供試体の断面積をAとすると、垂直応力σ=P/A、せん断応力τ=S/Aであります。Sを徐々に増加させるとせん断面に沿ってせん断破壊します。

 s=c+σtanφ・・・s:土のせん断強さ、

         σ:せん断面上に働く垂直応力

         c:粘着力

         φ:内部摩擦角(せん断抵抗力)

σ=100kN/m2⇒S=178N・τ=63kN/m2

σ=200kN/m2⇒S=297N・τ=105kN/m2

σ=300kN/m2⇒S=419N・τ=148kN/m2

 

 ⇒この式はクーロンの式と呼ばれます。

  この式のc(シー)とφ(ファイ)を土の強度定数と呼び、斜面の安定解析で大切な指標です。